加齢臭対策について相談を受けて
どうも、フレグランスプロデューサーの石坂です。
僕も今年で35歳になるので、だんだん加齢臭が気になってきました。
匂いが印象に与える影響って大きいですもんね。
男女の関係のみならず、最近ではスメルハラスメントなんてフレーズも出回っていたりして、
自分の匂いをしっかりとケアしていくことは現代社会における必須事項になってきているんじゃないかな?と思います。
僕自身もフレグランスプロデューサーである以上、自分自身の臭いはいつも気にしています。
先日久しぶりに会った友人から、「最近自分の加齢臭が気になってきて、どうしたら良いかな?」という相談を受けたというのもあり、改めて男の加齢臭対策を考えてみました。
色々と考えていくと出るわ出るわ。笑
人間は動物なので、やっぱり加齢とともにすべてが退廃していきます。
この流れは止められません。
が、その中でいかにして鮮度を保ちつつ、味わい深い存在になっているかが重要なんだと思います。
という事で、本校から3回に渡って、男性の加齢臭対策としてやっておくべきことと、絶対にやめたほうがいいことをまとめてみたので是非参考にしてください。
加齢臭対策を考えていくときに、部位別に考察してみました。
体の臭いといえば加齢臭
体の臭い対策として最も手っ取り早いアイテムは香水だと思います。
それも残香性の高い香りを使うのがポイントです。
体に直接つけて、衣服でラッピングするイメージで、朝のシャワー後につけてください。
(ちなみに、朝シャワーを浴びる前提で書いてます。笑)
後述しますが、加齢臭対策の観点から朝晩の二回、シャワーないし風呂に入ることをオススメします。
加齢臭が気になり始めた男性には、体に直接つける残香性の香水が有効的です。
爽やかで清潔感を感じさせる香りは得てして香りの持続性に難ありのパターンが多いので、ムスクやウッディ、アンバーが効いている香りの方がオススメです。
この例えが正しいかわかりませんが、寿司でいうところのガリのような少し特徴のあるものを身にまとった方が、加齢臭の対策としては正解だと思います。
これは魚の生臭さと通じるものがあると思います。
この後述べていく方法で、加齢臭の対策はなるべくしていくものの、ゼロにするのが難しい以上、どこかに毒を持って毒を制する、と言うような強い香りをもって臭いを制するような感覚が重要です。
そうなってきた時、ある程度の残香性が必要になってくるんです。
でも、そういう香りは得てして少し強く感じられることも多々あると思いますが、適量を体に直接つけ、その上から衣服を着ることでいわゆる
「香水つけすぎ!」
と言うような印象を防ぐこともできます。
適量がどのくらいかは、自分の経験で是非とも辿り着いて欲しいところですが、僕の感覚では両脇腹に3-4プッシュほどです。
また、フレグランスボディクリームもオススメです。
こちらも香りは強めがオススメです。
保湿を兼ねられるので、フレグランスクリームは男性にもそろそろマストアイテムなのではないかな?と感じています。
ボディクリームの場合は保湿を兼ねて、全身に使うとよいと思います。
これでまずは体の全般的な印象をコントロールできると思います。
脇と足。ケアすることで臭いが落ち着くかも?
ところで、体の中で異臭を放ちやすい箇所ってどのあたりだと思いますか?
答えは脇と足です。
脇に関しては、ワキガなどの先天的なものはこのコラムの範疇を超えてしまうのであしからず。
ただし、ワキガではない男性も、加齢とともに脇の臭いがキツくなってくるので要注意です。
脇の臭い対策としてオススメなのが、脇毛の処理です。
これはやってみると分かるんですが、脇毛を処理することで、異臭はだいぶ軽減されると考えられています。
また、これは脇毛処理あるあるになるのですが、脇毛を処理すると、毛穴に黒ずみを溜め込んでいる箇所が散見されることに気づきます。
脇毛があるうちは気づかなかったのが、脇毛を処理することで明らかになったのでしょう。
この黒ずみは汚れた皮脂ですが凄くクサいです。
よく洗うと取れるので毎日チェックしましょう。
次に足ですが、足の匂いはなかなかの大敵なので、日々の努力が必要になってきます。
まず、爪を定期的に切り、爪と指の間に汚れが溜まらないように日々ケアをしましょう。
また、入浴時には、足先を洗うのはついつい優先順位が下がりがちですが、「これが自分の土台なんだ」と思って丁寧に洗いましょう。
それでも足の臭いが気になる場合は、重曹で足を洗う習慣を取り入れましょう。
もしくは足用の臭い対策アイテムを使うのも良いでしょう。
気にしていますか?実は気になる頭の臭い
僕個人的な印象では、一番匂いを放ちやすいと思っているのが、実は頭です。
このコラムを読んでいる男性は試しに、自分の頭皮を指でさすって臭いを嗅いでみてください。
脂がかったなんとも言えない嫌〜な臭いですよね。
特に帽子を着用している日なんかは壊滅的に嫌な臭いがします。
よく、枕が臭いというエピソードが出てきますが、そのくらい目立つ臭いなんですよね。
また、職場なんかでは、着席している男性の後ろに立った際になんとも言えない臭いがする、という意見も多いので要注意です。
対策としてはシャンプーを変える、というのはまずは良いでしょう。
しっかりと洗い、しっかりと流す。
当たり前の作業ではありますが、まずはこれをやりましょう。
でも、シャンプーを変えただけでは臭い対策は不十分です。
ここで僕が推奨するのは、朝晩二回の洗髪習慣です。
僕の経験からすると、加齢臭が出始める加齢臭世代の男性は洗髪から6-8時間程度したら頭は臭くなり始めると思ってます。
なので一日一回の洗髪程度だと、明らかに足りないんですよね。
理想を言えば、アフターファイブのお出かけの前にもシャワーを浴びたいところではありますが、これはなかなか難しいですよね。
なので、僕は洗髪から結構時間が経ってから誰かと会う機会がある時なんかは、自分の開発したグッドヘッドという頭臭対策アイテムを使うようにしています。
髪にも頭皮にも優しい頭用のフレグランスですが、シャワー代わりに重宝しています。
あ、そうそう、ちなみにですが、僕のリサーチした結果、飲酒量に応じて、臭いがキツくなる傾向が強いので、お酒を飲む方は超注意です。
酒を飲みすぎた次の日は自分は臭いんだ、と思っておきましょう。
実際に僕に相談してきた友人も、やっぱり飲酒した翌日は臭い、という悩みを吐露してました。
誰もが身に覚えがあると思いますが、酒を飲みすぎてシャワーを浴びずに寝てしまう。
これがやっぱり一番多いんですよね。
この経験を通して自分の加齢臭を自覚するようになる、という人は非常に多いと思います。
とはいうものの、お酒を飲んで羽目を外すのも人生には必要な一興だと思うので、
なるべく、酒を飲んでも洗髪をする、もしくは洗髪できる程度の飲酒量にする、
を心がけてください。
ちょうどお酒の話になったので、気になる部位で、頭に続くのは、口、口臭です。
ということで次回は口臭に関してから書きたいと思います。